東洲斎 写楽
写楽画分類の上て第一期とされる寛政六年五月の江戸三座の舞台に材を取った大判黒雲母摺の二十八枚の大首はそのほとんどが傑作てそこに私は極めて自然に気韻の生態を感ずる。これらの役者絵はその役柄と共に俳優の容貌、ひいてはその性格を、見得を切ったり、居直ったりした形ばかりてなく、さりげない仕草の一瞬を捉えて、その卑醜をも憚るところなく伶酷なまでに表現しつくしている。ここには誇張がありデフオルマションがある。哲学者 谷川徹三
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尾上松助の松下造酒ウ之進
中山富三郎の宮城野
松本米三郎のけはい坂の少将実はしのぶ
中島和田右衛門のぼうだら長左衛門と中村此蔵の丹宿かな川やの権
八代目森田勘弥の駕籠舁鶯の次郎作
三代目沢村宗十朗の大岸蔵人
二代目瀬川富三郎の大岸妻やどり木
三代目佐野川一抹の白人おなよ
三代目坂田半五郎の藤川水右衛門
二代目坂東三律五郎の石井源蔵
初代嵐龍蔵の金貸石部金吉
初代大谷徳次の奴袖介
三代目市川八百蔵の田辺文蔵
三代目瀬川菊之丞の文蔵の妻おしづ
二代目瀬川富三郎の大岸蔵人妻やどり木と中村万世の腰元若草
三代目佐野川市松の祇園町の白人おなよと市川富右衛門の蟹坂藤馬
市川鰕蔵の竹村定之進
初代市川男女蔵の奴一平
二代目大谷鬼次の奴江戸兵衛
三代目坂東彦三郎の鷺坂左内
四代目岩井半四郎の乳人重の井
二代目市川門之助の伊達の与作
谷村虎蔵の鷲塚八平次
二代目小佐川常世
石井富代太郎の鷺坂左内妻藤波と坂東善次の鷲塚官太夫の妻小笹
二代目沢村淀五郎の川連法眼と坂東善次の鬼佐渡坊