練習彫り、及び作品作り

横塚さん


佐渡島では毎年、木版画甲子園を開催しております。

16歳から浮世絵の彫り師として、49年間この仕事に携わった私としては、是非佐渡に赴き木版画を教えたいと思っておりました。

そしたら、その佐渡の地で小学生・中学生時代に木版画を学んだという横塚さんが私の教室に訪ねて来られました。びっくり仰天!

浮世絵大好きな横塚さんは、早速練習彫りに取り掛かることになりました。


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綿谷さん


大坂の芸術大学を卒業し、木版画に取り組む綿谷さんは、前回の作品展では、惜しくも賞は逃しましたが素晴らしい作品を作り上げました。

次の作品展に向け、綿谷さんも原点に戻り朴の木で稽古彫に取り組むことになりました。朴の木は山桜に比べ、かなり柔らかい木ですが、昔から木版画の色版には最適で、胡粉仕事の名人が良く用いました。


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大畑さん


最近来られた大畑さんは、私の教室では珍しく、三人目の札幌出身者です。

大畑さんも浮世絵が好きで、彫りと摺りの基本を勉強したいと基本から勉強することになりました。

シナベニヤに版下紙を貼り、練習彫りに取り組んでおりますが、力も徐々に抜けて自然体で彫れるようになってきました。


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Nさん


練習彫りを終え、酒井抱一の日本画の作品作りに取り組むNさんは、前回に続き四分のみ・間透きのみに入りました。

1.2mmの深さの小刀に対し、間透きのみは1mmの深さで透くのが基本ですが、なかなか思うようになりません。

毎回、悪戦苦闘しておりますが、少しずつですが形になってまいりました。

 


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寺西さん


練習彫りを終え、作品作りに取り組みたいと、有名な写真家の作品を持ってきた寺西さんは、その前に稽古彫に取り組むことになりました。

シナベニヤは、なかなか細い線を残すのは難しいですが、朴の木は少し硬いため、思うように細い線が残せます。

難しいバージョンの版下を朴の木に貼り付け、手擦りを終え、小刀彫りに入りました。


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谷口さん


毎回、年賀状作りではぼかしを駆使し、素晴らしい作品を作られている谷口さんは、前回の作品展では「お雛様」が佳作に輝きました。

次の作品作りの前に、原点に戻り、稽古彫に取り組んでおります。


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真理子さん


この度、私の弟子となった真理子さんは、先日の東京木版画工芸組合、並びに浮世絵木版画彫摺技術保存協会の総会の席上、諸先輩の方々に挨拶をし、事実上弟子と認められました。

大学時代は、小林忠先生に浮世絵を学び、現在は浮世絵の北斎や廣重の風景画を始め、清長・春信・歌麿の美人画を彫りたいと、毎朝4時に起き、稽古彫に取り組んでおります。

職人として自立出来るまでにはかなり長期間の時間を要しますが、持ち前の粘り強さで私の腕を超すように頑張ってもらいたいものです。頑張れ!真理子!


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木版画って本当に楽しいですね~☆彡\(^o^)/

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